口腔外科、歯科麻酔、静脈内鎮静法について。

当院は、開院させて頂いて1年8か月が経ちました。

毎月100人以上の初診患者さんに来院頂いており、本当に感謝しています。

顎顔面口腔領域は五感すべて集約された部位であり様々な症状の患者さんが来院されます。さらに口腔は全ての物質の体内への入り口であり、とても重要な部位です。口腔外科という分野は手術だけではありません。手術適応でなくても口腔の症状全てに向き合うのが口腔外科であると考えています。

そして多彩な口腔症状には他科(内科、耳鼻咽喉科、心療内科など)との連携が重要となることも多くあります。もともと医療は様々な専門分野が集まったものであり、それぞれ専門の医師がいます。患者さんを治癒させるためにチームで取り組むことが大切であると考えています。例えば、「下顎の痛み」という症状は、脳神経外科、口腔外科、2つの科でみるべき症状もあります。医科では他科への紹介は普通のことでありますが、なぜか歯科では他科への紹介というのが少ない現状があります。それが、患者さんが口腔の悩みから解放されない理由であるとも考えます。

広い知識を持ち、口腔を全身の中の消化器官、感覚器の一部であると認識し、口腔から全身を診る。これを当院の主軸とし患者さんを診察していきます。

口腔外科手術については、静脈内鎮静法の手術、局所麻酔の手術がかなり増えています。そのため、静脈内鎮静での手術は緊急性を要する場合は日曜日や平日の午前の診察の最後におこなっています。それでも、今は5月中は手術は埋まっており、6月の手術も予約が入ってきています。

夏休みの時期になると、智歯抜歯もかなり増えます。そのため7月の末からの予約もかなり入ってきています。口腔外科処置が必要な患者さんは早めに受診をお願い致します。

 

当院の診療理念は「正確な診断」「良質な治療」「適切な予防」です。これらの理念を厳守し、これからも診療を続けていきます。

今後とも当院を宜しくお願い致します。

 

きもと歯科クリニック 木本栄司