口腔外科手術、静脈内鎮静法について。

きもと歯科クリニックは開院して7か月が経ちました。

口腔外科手術は、予約は5月中旬までいっぱいになってきています。特に静脈内鎮静下にておこなう手術は5月末までいっぱいになってきています。

ただ、緊急性の高いものもあるため、なんとか時間を見つけて処置をさせて頂いております。

御相談ください。

ここで静脈内鎮静法と全身麻酔の違いについて、少し説明をさせて頂きます。

全身麻酔は自発呼吸はありません。自発呼吸を止めて挿管し、呼吸器にのせます。よくドラマでみる手術シーンと同じものです。一方、静脈内鎮静法は一般的には睡眠の深いもののようなものです。呼吸抑制はありますが、基本的には呼吸は自分でしています。

私自身、紀南病院 麻酔科にて180例をこえる全身麻酔の経験もさせて頂きました。それぞれの麻酔にはメリット デメリットがあります。

 

当院では、私(院長)が麻酔をかけます。そして手術も私がおこないます。そのメリットとしては処置の流れに沿った麻酔ができることです。

手術をする過程で、侵襲の大きい処置が始まる場合、その前に鎮静剤を追加したり、これから侵襲の少ない縫合であるから鎮静剤の投与量を下げる、など細かいコントロールができます。術者と麻酔管理者を兼ねることは容易なことではなく多くの知識、経験を必要としますが、私自身、ここにメリットがあると考えています。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

きもと歯科クリニック 院長 木本栄司

 

 

前の記事

手術について。